健康サポート
カラダに効く食材
シジミ◎弱った肝臓の働きを助けるタンパク源
「土用シジミ」という言葉が示すように、シジミの旬は暑さが盛りを迎える夏の時期です。ただし、一方で「寒シジミ」と呼ばれるように、冬にも旬がある食材です。
シジミが肝臓に良い、という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。飲み過ぎなどで負担がかかった肝臓の機能を回復させるには、良質なタンパク質を摂ることが欠かせません。その点で、必須アミノ酸をバランス良く含んでいるシジミは、二日酔いの解消に打ってつけの食材といえます。
また、シジミはビタミンB群を多く含んでおり、特にビタミンB12の含有量が多いのが特徴です。鉄やカルシウムも豊富なので、これらが相乗的に働いて滋養強壮効果を発揮すると考えられています。さらに、シジミに含まれるタウリンという成分には、肝臓の働きを助けたり、コレステロールを体外に排出したりする作用があることも知られています。
シジミは煮ることによって、カラダに有効な成分が煮汁に移行します。ですからシジミの栄養素を漏れなく摂取するためには、味噌汁で食べるのが効果的です。味噌汁の汁を飲むだけでも一定の効果は期待できますが、シジミの“薬効”を享受するためには、身も残さずに食べるようにしたいものです。
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